精神疾患の予防からお看取りまで
変わらぬチーム医療でノンストップの支援。
病気には回復のステージがあります。
そして、終末期をむかえる方にも寄り添っていきます。
医療資格をもっていても、精神科分野の知識と経験がなければ適切な支援を行うことができません。
ハートフルでは、認定看護師を始めとした社内教育と社外教育のハイブリッドな教育システムの採用、スキルとキャリアを向上に取り組んでいます。
病気や障害を抱えるご本人だけではなく、ご本人を支えるご家族のケアを重要視しております。
ご家族の方が孤立や我慢、諦めたりすることがないように支えて参ります。
精神科の治療には投薬以外にもさまざまあり、多角的にアプローチする事でご利用者さんの症状の改善を目指せます。
ハートフルでは保健師・看護師・准看護師・作業療法士や公認会計士といった他職種と連携しチーム全体でご利用者さんとご家族の支援を行っています。
23区だけではなく、他区含め100件以上の精神科単科の病院、総合病院と連携をさせていただいています。
入院中からカンファレンスに参加させていただき、スムーズに地域での生活が定着できるよう取り組んでいます。
病状の悪化には、定期訪問日以外でも対応をさせていただいております。
精神保健医療の施策である、「入院治療中心から地域生活中心へ」とシフトされたのが今から15年程前ですが、まだまだ地域での精神障害者への理解やサービスは、十分とは言えません。
そのような中で、受け皿となる訪問看護ステーションの役割は、非常に大きく期待されている訳ですが、精神科領域においてはやはり、専門性の高い訪問看護ステーションをお勧めしたいと思います。
これは様々な診療科を経験した私が日々感じることです。病気や症状を裏付ける明らかなデーターはなく、100人いたら100通りの症状があります。
見えない心を取り扱う精神科ならではの知識やスキルの上に意図的で繊細なコニュニケーションアプローチがあります。
同時に医療者自身の自己管理能力も非常に大切であり、プロとしての力量が、常に問われます。
これらの準備がなく訪問をしてしまうと、ヘルパーさんと間違えられたり、お茶のみ友達で終わってしまったりして支援の方向性を見誤り、本当のその方のリカバリ~に添えなくなってしまうのです。
ハートフルでは、精神科病棟での基礎をしっかりと身につけた精神科専門護師、精神科認定看護師、保健師、看護師、助産師、作業療法士、公認心理士等がスタンバイをしています。多職種で、その方のご家族のこころと体の回復にアプローチをし、本来の自分を取り戻すお手伝いをいたします。
まずは、自身にしっかりと向き合い、毎日たっぷりケアをする事。そしてオンオフをつけて楽しむ事。これは働くスタッフにもよく伝える言葉です。
私たちは様々な制限をいつの間にか自身に取り入れています。これは助けになる時も、助けにならないものもあるはずです。
より良い選択をしあらゆる可能性を広げていけること。そのためには、制限に気づき、それを超えていけることを容易にしていく、これがハートフルのビジョンです。
そのために私たちは「美しく、しなやかで賢い組織」をハートフルのスタッフ像として描いています。このようなハートフルスタッフを100人創り出し、地域の利用者様とご家族様、支援者の方々のこころと体の元気と健康の為になり、明るい精神科医療、看護につなげたいと思っています。
多くの方に心地良い医療、介護、福祉を受けていただけるように私たちは、今日も自転車をこいで、あなたの住みたい、暮らしたい場所へおじゃまさせていただきたいと思います。持続可能な未来のために。
2020年晩秋 代表取締役社長 渡部 貴子