作業療法士
老年期領域の作業療法士として働くなかで、統合失調症や気分障害などの精神障害を抱え生活する方々との出会いをきっかけに、精神科病院へ。
入院・外来患者様に対する精神科作業療法を行うなかで、個別性の大切さを感じると共に、社会の中で生きる“生活者”として、地域でその人らしい生活を支援したいと考えはじめ、現在のステーションに出会う。
なぜハートフル
面接の際、社長から『利用者さまのために、楽しみながら、より良いものを一緒につくっていきましょう』という話があり、“楽しみながら”という言葉が印象的でした。スタッフ自身が健康で楽しみながら生きることが、利用者さまに対する良い関わりにつながると私自身感じていたので、その言葉に共感し自分の可能性を広げられると考え入職を希望しました。
大切にしていること
“支援”というと、私たちスタッフが“する側”、利用者さまが“される側”というイメージをもちやすいかもしれませんが、あくまでも、支援の主体者は生活者である“利用者さま本人”です。
自分の人生に希望をもち、病状のコントロールや問題対処を自分でできるようになること。
自己決定・自己選択の力を高め、生きていく力を発揮すること。
これらの利用者様本人のリカバリーに対して希望をもち、可能性を信じて支援することを大切にしています。
やりがい
自分に自信がなく、自分を認めることが苦手であった方が、作業活動を共に行い、本人の強み・出来ていることをフィードバックする関わりを通して、少しずつ“自分にも出来るんだ”と思えたり、楽しみを感じたり、希望をもって生きることを本人が見出だせたときは、やりがいを感じる瞬間の一つです。
今後の思い
利用者さまの生活支援において、他施設や他組織のスタッフと支援チームを組む場合がほとんどであり、連携の必要性や重要性は明らかである一方で、実際には十分でないように感じています。
今後は今まで以上に積極的な情報発信をしながら、作業療法士としての視点を地域連携の場で活かし、より利用者様がその人らしい人生を歩んでいけるよう支援していきたいと考えています。